「とばさレター」  どうしてボクは、ここにいるのだろう
 

 

どんよりと曇った空は、雑然とした倉庫街を映し出す
工場と、大きなタンクと、倉庫がひしめく港街 − 清水
2001年9月3日、 突然、私はここに転任された
 

静岡南で16年、

そしておよそ、定年までのあと何年かを、

ここ(南)ですごすという自分の設計が

もろくも崩れたのである

 

ほんの5年前までは、

「人事交流」などという言葉はなかった

私たちは、自らの意志によって、

職場をある程度は選べる権利があった

そのことは、仕事に対する自己責任のあり方にもつながる
 

郵便物流に身を置く私としては、

区分局であることは全体を見回す高い視点と、

一地方であることが、

地元と結びついた郵便事業のあり方を考えさせる場として、

静岡南局を「自らの居場所」と位置づけた

 

少なくとも、2003年の公社化以降の激変までは、

そうありたいと …
ほんの5年前までは、組合も郵政省も、

まず、このままつづくと思えていた
 

それが、新公社の流れの中から、

今までの「全逓静岡みなみ支部」は

〈整理〉されようとしているのである

支線、清水局にきて3ヶ月が過ぎた
澄んだ秋空は、タンク街の向こうに駿河湾を群青色に光らせ

その先の伊豆半島の稜線を、薄青く、間近に見せる

左手には興津の山の上に、

雪をかぶった富士がくっきりと映える
新しい仕事は、歳がらのったりではあるが

日を追うゴトに体に染みついていく
 

しかし、
私の居場所は、ここではない…
 



人事院公平審査の日程


2002年 2月5〜8日
静岡市 「あざれあ」 4Fにて、全日
案 件

「平成13年第64号清水郵便局[転任処分]審査請求事案」

時間の許す限り、傍聴への協力をお願いします。
傍聴等の、とりまとめ事務は支部が行います。

 


お知らせ

 

上記公平審査は日程どおり行われました。

たくさんの皆さまの傍聴、支援に深く感謝申し上げます。

詳細は報告ページをご覧ください。