8月27日(金)
業務終了後、プログラム作業でへたっているＡ氏と、
係は違うが年齢が同じくらいのＫ氏がしゃぺっている。
ひょんなことから、インターネットの話になった。
「どう？インターネット接続して、使ってる？」
「いつも、エッチな所しか見てないんでしょ？」
「最初は、画像の所を見てたんだけど、なんかつまんないじゃん。
最近は、文章の方が面白くなっちゃってさぁー。」
「おーおー、そうなんだよなぁ。おれもそーだよ。」
「文章の方が、すげーのがあるんだよなぁ。」
「なんだ、面白そうだなぁ。俺もパソコン買おうかなぁ。」
「それだけのために？」
「まぁ、そーだねぇ。」
「そういう自分だって、そーでしょ？」
「何言ってるんすかぁ、僕は、時計と絵の所ばっかりですよぉ。」
「おお、そーいや、時計集め趣味だったっけなぁ。」
「で、息抜きに、エッチな所へ…。」
「息抜きぃー？」
「息抜きが、２時間や３時間になることもありますけぇが。」
しばらくして、荷物と、何やら表紙が裏返っている本を抱えて、
再びＡ氏登場。
表紙が裏返っているってことは、こりゃ、怪しいなぁ。すかさず、
「何、その怪しげな本は？」
「おお、これか。エッチなやつ。インターネットの。」
「ほぉー、誰から借りてきたの？」
「それは、本人の名誉にかけて、言うとまずいの。」
「そんなもんかぃ。でも、インターネットする人って、そんないないしなぁ。うちの課？」
「いんや、隣のＫ主事。」
「Ｋ主事かぁ。なるほど〜。」
「こういう本って、結構売ってるんだよなぁ。本屋のコンピュータ関係の、隅の方に。」
「えー、そうなん？」
「ただ、これ、洋モノなんだよなぁ。あんましこういうのは好きじゃないんだよなぁ。」
「まぁ、日本だと捕まるから。外国だと規制あんまりないし。」
「でも、海外のサイトに、日本の画像おけばいいんでしょ？」
「まぁ、そうだけど。」
「海外のサイトにつなげるのには、お金どうなってるの？」
「ああ、それは、プロバイダに接続するだけだよ。あとは、それぞれの会社持ち。」
「ふーん。だってさ。」
「……。パソコン買おうかなぁ。」
さてさて、Ｋ氏は、パソコンを買うことになるんでしょーか。
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