2002年度活動方針                         

 

14回全逓静岡南支部定期大会

スローガン

 

 
  • めざそう ゆとりの ある職場

  • 作ろう 生きがいの ある職場

  • 勝ち取ろう 幸せを

 

 

 

静岡南支部新年度活動方針

 

提案にあたって

 

 あと7ヶ月後には日本郵政公社がスタートします。しかし、これも今後の公社の運営によっては、短期間に民間に以降しないとも限りません。小泉首相にとってはあくまで「民営化への一里塚」なのです。

 

 今回は、公社化の審議が郵便の民間参入の議論になりましたが、郵貯・簡保をなにがなんでも民営化したいとの思惑があります。

 

 公社に赤字ではいけないとのことで、13年度決算、郵便は80億の黒字です。しかしこれは収益の増によるものではなく、輸送コストの削減(95%)、合理化による定員削減(2,003人)、ボーナスの削減(005ケ月分)、によるものであり、労働者の犠牲によるものです。

 

 今後も職場では、郵便新生ビジョンによる新集配システムの導入など、各種の効率化施策がまっています。また、人事制度の改善・賃金制度の改善のため新たな処遇の確立を考えています。これは能力と実績によって仕事への配置、能力におうじた賃金決定を整備するということです。そのためには労働者一人一人が意識改革を強いられます。また管理者も同じく始末書だけの指導、数字だけを追う営業ではなく、コストを考えた経営管理へと意識を変えなくてはなりません。競争経済の中へ組み込まれることにより、職場の中でも競争が起こるでしょう。管理者による人事評価が公平・公正にできるのでしょうか。自爆、タダ働き、毎日超勤、それが正義のように一人歩きしだすのではないでしょうか。

 

 自由経済の世界で先駆的なアメリカが、最近企業の不正により揺らいでいます。アメリカに追随する日本自由経済も同じく、最近相次ぐ不正により信用は失墜しています。民間の競争社会とはこういったものなのでしょうか。

 

 全逓は第56回全国大会で公社化を契機に新時代への「3つのリフレッシュスタート宣言」を採択しました

 1つ目は運動のリフレッシュです。公社にふさわしい「希望に満ちた新たな組織と運動」。職場・生活に総合的なセーフティネットを築き「幸せのサポート」活動の充実をめざす。

 

 2つ目は事業のリフレッシュです。「生活支援ネットワーク事業」として発展をめざす。そのために、企業会計原則の導入、業務上の権限を営業第一線へ委譲、商品・サービスの見直し、経営情報の公開をめざす。

 

 3つ目はライフ・ワークスタイルのリフレッシュ「生活の豊かさ」を実現するため暮らし方や働き方を見直し、生きがい・働きがいをめざしていくとしています。

 

 最近ある管理者がうつ病で数ヶ月入院しました。その管理者は自分がうつ病になった原因は、上司に「営業目標を達成しろできないのか」と、他の管理者が居る前でののしるように怒られ、また上司にお願い事をしたら「目標も達成できないのに俺に命令するのか」、「みんな聞いたか俺に命令しとるよ」と、みんなの前で馬鹿にされ、それに絶えられなかったそうです。ひとりの管理者をうつ病にまで追いやるのだから人間味のある指導ではなかったのでしょう。

 

 いまは管理者止まりの指導だが、いつかは下までそうゆう指導が徹底されるのではないかと心配になります。

 支部としては、どうすれば生きがい働きがいが実現できるのか。タダ働き、数字に追われる営業、自爆、希望しない配転、ゆとりの無い職場、組合員の声を聞き少しでも良くなる様に、交渉を中心に生きがい働きがいが少しでも実感できる公社になるよう、組合員と共に努力したいと思います。

 

執行体制の強化

 

 現在うまく機能していない支部執行部を、組合員から信頼されるよう取り組んでいきます。

 

 

組織拡大

 

 退職者の多い中本務者が少なくなり、組合員は減少の一途です、三六協定においても過半数割れは間近です。「数は力なり」、組織拡大に取り組みます。

 

 

労働条件の維持改善

 

 職場では公社化に向けて効率化が進められています。一人あたりの仕事量は増え、営業体制は強化され、労働条件は悪くなる一方です。組合員の声を聞き少しでも働きがい、生きがいのある職場になるよう取り組みます。

 

 

教宣活動

 

 

共闘活動

 

 南支部は以前からアンケート、署名に関しては取り組みが弱くなかなか上がってきません。生活に関わる重大なものばかりです。100%をめざしますの

ご協力ください。

 

 

共済活動

 

 

労金活動

 

 今回から「テレホンバンキング」利用申し込みをして頂ければ、電話一本で一般財形がおろせるようになりました。

 

 

青年部レク活動

 

 南支部には数名の青年部しか居ません。レクを中心に各層の結集と団結のために一翼を担ってもらいます。

 

 多くの人が参加できるようレクの取り組みに努力します。

 

その他

 

 その他重要な問題があれば、執行委員会、分会長会議で決定し取り組みます。

 

 

以上 支部大会議案書より転載 (2002825日、この議案は支部大会において承認されました)